「繰り返し」ノードのオプションを整理しておきます。
1.条件式
条件式がTrueの間、繰り返し処理を続行します。
繰り返し処理グループの一番下まで処理が進んだら繰り替え処理グループの先頭に遷移するということです。
『値⇒』 等しい 『値⇒』
これで無限ループを作れます。
無限ループを作って、『分岐』ノードと『繰り返し終了』でループを抜けるというのが、よく見かける使い方でしょうか。
2.回数
指定の回数をループします。
カウンタに設定した変数は、1からカウントアップされていきます。
ファイル関連のライブラリでフォルダのファイル数を取得した後や、Excelのシート数を取得した後でよく使うケースが多いかもしれません。
3.範囲
開始と終了の数値を指定して、開始の方が小さければ加算・大きければ減算でカウンタの数値を変更しながら繰り返し処理を行います。
Excelブックの所定の表の範囲なんかを参照させる。なんて時に便利かもしれません。
4.データ数
サブウィンドウの「データ一覧」の使い方は以前紹介しました。
この「繰り返し」ノードでデータ数、データファイル名を指定した場合、このデータ一覧とかなり近い動きができます。
データ一覧で使えるのと同じ様式のファイルを順次処理。
項目名と同じ名前の変数を宣言しておくことで、変数の値が自動的に更新されて繰り返し処理がされるところは一緒です。
が、変数の値を更新してもデータ一覧の値が更新されることはありません。
あと、Excelデータを指定してもExcelファイルが開かれずにデータが読み込まれます。
5.データ数(データ連携)
データ連携できるデータベースソフトはAccessが推奨になっています。
しかし正直、Windows10になってからAccessのODBC連携は上手くいかないことが多い。
データソース(ODBC)の設定に制約があるので、マニュアルに明記されている制限事項を転載しておきます。
DB 連携で使用するデータベースは、Microsoft Office Access 推奨となります。
DB 連携を行う場合、事前に Windows の管理ツール データソース(ODBC)、または ODBC データソース(32 ビット)に使用するデータベースを登録しておく必要があります。
データソース(ODBC)、または ODBC データソース(32 ビット)に連携するデータベースのドラ イバーが無い場合は、別途データベースのODBCドライバー(32bit)を入手し、インストールし てください。 Access ODBC ドライバー32bit(Microsoft Access データベース エンジン 2010)は、下記 URL からダウンロードできます。 https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=13255
Microsoft Office 2010 64bit がインストールされている環境に、Access ODBC ドライバー 32bit(Microsoft Access データベース エンジン2010)をインストールすると、インストールエ ラーとなります。 その際は、Microsoft Office 2010 32bit をご使用していただくか、「8.10.1Microsoft Office 64bitインストール環境にAccess ODBCドライバー(Access データベース エンジン)32bitを インストールする方法」を参照し、Access ODBCドライバー32bitをインストールしてください。
DB 連携にて、データベースのデータ型と異なるデータ型の値を書き込もうとした場合、データ ベースへの書き込みに失敗します。 また、正常な値に直しても、書込みが失敗する場合は、DB 連携を再度実施してください。
Access のレプリケーション ID は、WinActor での読み込み、または書き込みは行えません。
データベースのオートナンバーは、WinActor から書き換えは行えません。書き換えを行うと、 書き込み失敗となります。
Windows7 64bit版では、コントローラパネルの管理ツールには、データソース(ODBC)64bit 版しか表示されていません。データソース(ODBC)32bit 版を起動させるには、下記の手順で 起動させてください。 「スタート」メニュー下の「プログラムとファイルの検索」に「 odbcad32」と入力し、 「odbcad32.exe」を選択してください。